スバルは、XVをフルモデルチェンジを機にクロストレックへ名称変更した。
2023年に発売された新型クロストレックはXVとどう違うのかといった比較情報を中心に、新型クロストレックの最新情報をお届けする。
クロストレックとXVの違い!フルモデルチェンジ前後を比較
クロストレックとXVの違い① 海外での名称
2023年の新型クロストレック発売以前は、
- 日本ではXV
- 北米ではクロストレック
と同じ車でも名称が異なっていた。
2023年の4代目へのフルモデルチェンジのタイミングで日本でも北米市場同様のクロストレックの名称へ統合されることになった。
クロストレックとXVの違い②外観デザインはキープコンセプト
新型クロストレックとモデルチェンジ前のXVの外観デザインの印象は大きく変わらず、キープコンセプトとなっていることが伺える。
外観デザインの違いとしてはクロストレックはXVに対して、
- フロントグリルの大型化
- ヘッドライトの小型化
- フロントバンパーから左右のフォグランプを囲い込むような樹脂パーツ
といった所が目立つ変更点となっている。
クロストレックとXVの違い③一新された内装デザイン
内装デザインは、今回のフルモデルチェンジで大きく変更されている。
新型クロストレックには、11.6インチのマルチインフォメーションディスプレイを採用してレヴォーグに近いインテリアデザインとなった。
また、大学医学部との共同研究による医学的知見を取り入れた仙骨を押さえて骨盤を支えるシート構造を採用する等、快適な乗り心地に向けた工夫もされている。
クロストレックとXVの違い④ ボディサイズはほぼ同等
新型クロストレックは、モデルチェンジ前のXVよりも全長15mm長くなっているものの、ほぼXVと同等の大きさとなている。
【クロストレックのボディサイズ】
全長 4,480 mm
全幅 1,800 mm
全高 1,575 mm
ホイールベース 2,670 mm
【XVのボディサイズ】
全長 4,465 mm
全幅 1,800 mm
全高 1,550 mm
ホイールベース 2,670 mm
クロストレックとXVの違い⑤ 3眼タイプのアイサイト採用
新型クロストレックには、
- 新型ステレオカメラ
- 前後4つのレーダーのシステム
に加えて、低速時に二輪車/歩行者を認識できる広角単眼カメラが新たに組み合わさった3眼タイプの新世代アイサイトが搭載されています。
これによって、より高精度な360度センシングを実現しています。
クロストレックとXVの違い⑥ 日本ではハイブリッドのe-BOXERモデルのみ
日本仕様の新型クロストレックには、2.0L e-BOXERを採用したハイブリッドモデルのみを採用。
モデルチェンジ前のXVには、ハイブリッドの2.0L e-BOXERモデルだけでなく1.6Lのガソリンモデルがラインナップされていた。
クロストレックとXVの違い⑦ 360度見渡せるデジタルマルチビューモニター採用
新型クロストレックには、日本仕様のスバル車初の車両周囲360度を映し出すことが可能な「デジタルマルチビューモニター」を装備。
この空から見たような映像を確認できるモニターは、他社ではトヨタの「パノラミックビューモニター」、日産の「インテリジェント アラウンドビューモニター」等があるがスバルでも待望の採用となった。
なお、モデルチェンジ前のXVでは、自車前方の様子を確認できる「フロントビューモニター」、自車助手席前方の様子を確認できる「サイドビューモニター」が採用されていた。
クロストレックとXVの違い⑧ SGPの進化
モデルチェンジ前のXVではSGP(スバルグローバルプラットフォーム)が採用されたが、新型クロストレックでは、SGPに
- フルインナーフレーム構造の採用
- 構造用接着剤の適用拡大
- サスペンション取り付け部の剛性向上
等の最新技術が盛り込まれ、より進化したSGPを採用している。
新型クロストレックの日本発売時期は2023年春
新型クロストレックの日本発売時期は2023年春を予定している。
販売価格は、
Touringグレードが2,662,000円、Limitedグレードが3,069,000円(各グレード4WDモデルは22万円高となる)となっている。
新型クロストレックの新しい情報が入れば、本記事にて追記する。