スバルでかつて販売されていたトライベッカの実質後継モデルとして導入されたアセント。
スバル車の中で唯一3列シートを備えるSUVということもあり日本発売を期待する声も少なくない。
そんな新型アセントの情報と日本発売で予想できる展開を見ていこう。
スバル アセント最新情報一覧
新型アセント D型 2022年モデルでビッグマイナーチェンジ
アセントは、2022年にマイナーチェンジを実施。
マイナーチェンジでの主な変更点は、
- フロントグリルデザインの変更
- LEDヘッドライトのデザイン変更
- C字型テールライトを新採用
- 11.6インチマルチインフォディスプレイ採用
- アイサイトのステレオカメラと連動する「ワイドアングルモノカメラ」の採用
となる。
新型アセント C型 2021年モデルの年次改良情報|アイサイトツーリング相当機能追加
年次改良でC型(2021年型)となったアセント。
2021年モデルの改良では、アイサイトの機能追加がポイントとなる。
新機能としては、アドバンスド・アダプティブ・クルーズ・コントロール(AACC)にレーンセンタリングとレーンキープアシスト機能を追加。
日本でいうアイサイトツーリングアシスト相当の機能が追加されたと言える。
その他C型アセントでの改良変更点としては、
- ステアリング連動LEDヘッドライト
- 2列目および3列目に乗員用のシートベルトリマインダー
の採用となる。
It’s not for everyone, but those who’ve outgrown Foresters and Outbacks will love it…
2021 Subaru Ascent Review: https://t.co/rX2qzMWSUc pic.twitter.com/TuThEVtf62
— Autoblog (@therealautoblog) July 4, 2020
アセント 日本発売は2022年も難しいと予想できる理由
次に、日本市場へのアセント導入について予想できることを見ていこう。
結論から言うと、筆者は2022年もアセントの日本発売はないと予想する。
なぜならば、スバルは2019年に北米で発売した新型アウトバックを2021年末になってようやく日本導入できたという状況だからだ。
そんな状況の中で、ランクル並みのサイズを持ち、アウトバックよりも需要の少ないアセントを日本で導入される可能性は考えられない。
何よりも、日本では燃費規制が厳しいため、スバルはXV,フォレスターのガソリンNAモデルを廃止するなど、規制対応のため電動化を進めている。
そのため、2.4Lターボを積んだアセントをそのまま発売するわけにもいかず、日本の燃費規制対応のために新型レヴォーグのCB18型エンジンを積むか、ハイブリッド化する必要がある。
しかしながら、アウトバックがフォレスター並みに日本で普及する等、市場の動向が変わらない限り、アセントの日本仕様開発へリソースを割くのは難しいだろう。
それに今スバルは、トヨタとEVの新型SUVの共同開発にもリソースを割いている状況であり、日本で次に登場する新型SUVはアドレナリンコンセプトの市販モデルが有力だ。
【プレスリリース】SUBARUは、第89回ジュネーブ国際モーターショーにおいて、コンセプトカー「SUBARU VIZIV ADRENALINE(アドレナリン) CONCEPT」を世界初公開。「大自然の中を想いのままに走り廻りたい」という気持ちを駆り立てる、新しいスポーツヴィークルです。https://t.co/ZHajGdaZbK pic.twitter.com/isNPmd3R8Z
— 株式会社SUBARU (@SUBARU_CORP) March 5, 2019
アセントは、3列シート7人乗りの大型SUVという魅力的な存在ではありますが、現時点では日本で乗るためには逆輸入という形に限られる。
現実的にアセントの日本発売は難しいと予想できるものの、今後アウトバックに3列シートを導入する等、マツダCX-8に対抗できるモデルの投入に期待したい所。
新しい情報が入れば、この記事にて更新させていただく。