スバルのレガシィB4が今後日本市場で復活する可能性を今回考察。
レガシィB4は、北米では2019年にフルモデルチェンジしたにもかかわらず、日本では2020年に廃止された。
今後、B4の日本復活があるのかに注目し今回の記事お送りする。
レガシィのフルモデルチェンジ情報|北米仕様編
レガシィB4 フルモデルチェンジ 外装はキープコンセプト
新型レガシィB4 外観は高級志向からスポーティ志向へシフト
7代目となる新型レガシィB4は、フルモデルチェンジ前の6代目からキープコンセプトのデザインとなっている。
そんな新型レガシィB4の北米仕様のデザインがコチラだ。
フロントは先代にかなり近いスタイルですが、リアは5代目インプレッサに似たスタイルとなっている。
ラグジュアリーな傾向のあった6代目よりも、メッキ加飾や重厚感が控えめとなりスポーツ志向へとシフトした印象だ。
ただ、地味に色んな部分が進化しており、エクステリアの注目ポイントが以下の通りとなる。
新型レガシィB4 フレームのない「フレームレスヘキサゴングリル」採用
先代のフロントグリルはメッキパーツに囲まれていたが、新型ではメッキどころかフレームのないデザインが採用されている。
新型レガシィB4はドアミラーとウインドウフレームが一体化したデザイン
ドアミラーの下部分とウインドウモールのメッキが連続した高度なデザインとなっている。
新型レガシィB4のリアコンビランプはトランク内側部分まで発光
これまでコの字型のリアコンビランプは、トランクの外側部分しか光らなかったが、新型では内側部分まで発光するといった進化を遂げている。
新型レガシィB4は上級グレードのドアハンドルにメッキ採用
北米仕様の上級グレードには、ドアハンドルにメッキパーツを加飾。
新型レガシィB4 目立つ黒の樹脂パーツ
フォグランプの上部分には厚めの黒い樹脂パーツを活用。
これをカッコいいと見るかダサいと見るかは賛否両論意見が分かれることになりそうだ。
レガシィB4 フルモデルチェンジで内装が大幅進化
新型レガシィB4 内装が高級感満載のデザインに
新型レガシィの最も注目ポイントと言えるのが内装デザインの刷新。
先代と比べて大幅に質感向上しており、高級車風のインテリアに仕上がっている。
Wi-Fi hotspotやリモートエンジンスタート、ドライバーモニタリングシステムなどの便利機能も充実。
新型レガシィB4 11.6インチFull HD縦型ディスプレイ採用が特徴
インテリアの中でも一番目を惹くのが11.6インチの大型となる縦型ディスプレイの採用。
このような縦長ディスプレイを使ったナビゲーションシステムは、国産車ではプリウスPHV、海外メーカーではテスラ、ボルボが採用している。
最新型インフォテインメントシステムのHMIを活用して、スマホ同様の感覚で快適操作できる所が特徴。
「Apple CarPlay」「Android Auto」にも対応。
ナッパレザー、シートベンチレーションを装備
最上級グレードは、タンカラーのナッパレザーやシートベンチレーションといった豪華装備になっている。
新型レガシィB4 ボディサイズは先代から全長が40mm拡大
新型レガシィB4のボディサイズは、先代よりも全長が40mm拡大されただけで、その他は先代と同じサイズとなる。
【新型レガシィのサイズ】
全長4,840㎜、全幅1,840mm、全高1,500mm、ホイールベース2,750mm
新型レガシィB4 フルインナーフレーム構造のSGPを採用
プラットフォームには、高剛性化と軽量化の両立を可能とするフルインナーフレームを採用したSGP(スバルグローバルプラットフォーム)を採用。
スバル車でフルインナーフレーム構造の採用は今回のレガシィが初となる。
新型レガシィにFA24型ターボ&アイサイトツーリングアシスト採用
新型レガシィB4にラインナップされるエンジンには、FA24型 2.4L水平対向4気筒DOHC 直噴ターボエンジンとFB25型 2.5 L水平対向4気筒DOHC直噴エンジンの2つを設定。
レガシィにターボが帰ってきたところは一つの注目ポイントとなる。
さらに、ようやくレガシィにも先進安全装備のアイサイトツーリングアシストが搭載となった所も見逃せない。
この外にも、新型レガシィB4には安全装備として「後退時自動ブレーキ」「後側方警戒支援システム」「後側方警戒支援システム」「アイサイトアシストモニター」等も搭載されている。
レガシィB4が日本で復活する可能性を考察
残念ながら、日本市場では2020年7月をもってレガシィB4が廃止。
そこでレガシィB4が日本で復活する可能性を考え以下の通り記載してみた。
レガシィB4が日本復活するにはEV化がチャンス
筆者としてはレガシィB4が日本で復活できるチャンスは、WRX S4と大きく差別化できる存在となり、新たな市場でチャレンジできる状況が生まれた時だと思う。
それこそがまさにEV(電気自動車)の存在。
WRX S4が今後ターボやモーターを活用したハイブリッドという形で進むならば、100%電気自動車のレガシィEVならば差別化をすることができる。
EVセダンということであれば、上級サルーンというポジションも狙いやすく、国産のEVセダンがまだ普及していない今、スバルがそこに入り込む余地はあるのではと筆者は考える。
また、EV市場は今後ますます伸びる見通しのため、スバルも今後はEVのラインナップを増やすことが予想できる。
スバルの初EVセダンを知名度の高い「レガシィB4」の名称で登場させれば、レガシィB4の日本復活の可能性は十分あり得るのではないだろうか。
新型レガシィB4の新しい情報が入れば、この記事にて更新させていただく。