日産のシルフィのフルモデルチェンジに注目が集まっています。
シルフィは、北米や中国等の海外ではすでに次期モデルが発売済みの状況。
そんな新型シルフィの最新情報と予想できる変更点等を見ていきましょう。
シルフィ フルモデルチェンジの情報一覧
新型シルフィ(セントラ)は2019~2020年に海外で発売済み
シルフィは中国で2019年にフルモデルチェンジを行っており、セントラ名で発売している北米でも同様の新型モデルを2020年に発売。
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— Nissan (@NissanUSA) November 21, 2019
新型アルティマに似たカッコいいエクステリアや、メルセデスのAクラスを彷彿させる美しいインテリアなど、デザイン面ではかなりの好評を得ています。
新型シルフィは全幅が55㎜拡大
新型シルフィのボディサイズは、全長4,641mm×全幅1,815mm×全高1,450mm、ホイールベース2,712mm。
※日本仕様の現行シルフィのサイズは、全長4,615mm×全幅1,760mm×全高1,495mm、ホイールベース2,700mm
全高が45㎜低くなったが、全長26mm、全幅55㎜、ホイールベースは12㎜拡大されています。
新型シルフィは日本導入の見通し|廃止は回避か
2020年日産臨時株主総会にて次期モデルを検討中と判明
B17型として日本で発売中の現行型シルフィは、2012年12月の発売から7年以上経過。
海外仕様で実施されたマイナーチェンジが行われない等、テコ入れがほぼない状況が続いていることから、ティアナに続いてシルフィも生産終了するのではと危惧するユーザーも少なくありません。
しかしながら、2020年2月18日に開催された日産臨時株主総会にて、日本仕様の新型シルフィが検討されていることが判明しました。
新型シルフィの日本仕様について
臨時株主総会では、株主からの質問に対して星野副社長が、新しいシルフィを目指して日本用に作り直す事を考えていると発言されたことから新型シルフィの日本仕様が検討されていることが明らかになりました。
※2020年2月18日開催の日産臨時株主総会の内容に関しては、こちらの日産公式サイトから映像の動画等を確認することが可能(映像の1:44:35あたりから注目)
「必ず、さすが日産のシルフィと言われるようなセダンになって帰ってくると思っている」と発言されたことから、日本仕様の新型シルフィが発売される可能性にかなり期待できる状況と言えます。
新型シルフィの日本仕様に期待できる予想変更点
では、日本用に作られる新型シルフィとはどのような車になるのか。
筆者が予想と期待するのは以下の内容です。
新型シルフィにプロパイロット等の先進装備
意外にも、中国と北米で発売されている新型シルフィにはプロパイロットが未搭載の状況。
日本市場では、軽自動車のデイズやルークスにプロパイロットが採用されていることを考えると、さすがに日本仕様の新型シルフィではプロパイロット、もしくはプロパイロット2.0の搭載がされると考えるのが妥当です。
仮にプロパイロット2.0搭載となるとライバルのカローラ等に対して優位な立場になるだけに大きく期待したいポイント。
最新のe-POWER等活用
大幅改良した最新型のe-POWERを2020年発売のキックスと新型ノートに搭載して国内投入することを日刊自動車新聞が報じました。
近年の日産はEV技術を重視していることもあり、この最新型e-POWER等、EV技術を活用したシステムが新型シルフィにも活用される可能性は高いと予想。
ブルーバードシルフィの名称復活
やはり日本仕様の次期シルフィに期待するのはブルーバードの名称復活。
2019年のスカイラインのマイナーチェンジでは、エンブレムがインフィニティから日産のものに変更され、丸目4灯テールランプを復活させるなど、日産の伝統を重んじる動きが見られました。
その流れに乗って、スカイラインと並ぶ伝統ブランドとも言えるブルーバードの名称を、モデルチェンジを機に復活させることを期待したい所。
ブルーバードの名称復活は話題を呼び、宣伝効果や国内ユーザーを重視するアピール効果も見込めるため、実現の可能性は0ではないと予想。
シルフィ 日本でのフルモデルチェンジの時期を考察
国交省は、既存の車種に関しては2025年12月までに自動ブレーキの装着を義務付ける※ことを発表したことから、現行型シルフィは2025年12月までには自動ブレーキ搭載の為の改良がされなければなりません。
※フルモデルチェンジする新型車については2021年11月から義務化
日本仕様の現行型シルフィは、2020年2月に法規対応の為の小改良が行われたばかりということを考えると、近々マイナーチェンジレベルで自動ブレーキ搭載をするということは考え難い所。
また、記事内にてご紹介した臨時株主総会での新型シルフィの日本仕様に関する発言を聞く限り、筆者個人としては、フルモデルチェンジの内容はまだ検討段階にあるため、発売は少し先となるニュアンスと受け取ることができます。
以上のことを勘案すると、新型シルフィの日本発売は2020年内は考え難い所。
また、自動ブレーキ搭載義務化は、既存車種に関しては2025年12月まで猶予があるとは言え、新型車に義務化される2021年11月までにはシルフィも何らかのアクションがあると予想。
さらに日産は、2023年度までにe-POWER4車種を追加すると発表していることから、その中の一車種にシルフィが含まれる可能性を推測できます。
それゆえ、新型シルフィの日本発売は2021年内と予想します。
新型シルフィ 日本のCセグセダンで日本一に輝けるか
日産は、日本で投入する車はそのカテゴリーでナンバー1をとる事を目指す方針を取っているため、新型シルフィは、Cセグメントのセダン市場での日本一を目指して投入されることになると思われます。
日本のCセグセダンと言えば、カローラ、シビック、インプレッサG4、Mazda3と競合ひしめく市場。
しかしながら、新型シルフィはデザインの良さはもちろん、e-POWERやプロパイロットという武器を持って戦えば、十分トップを取れる素質はあると筆者は思っています。
本気でCセグセダンのトップを取るためには、ブルーバードの名称復活で大きな話題を仕掛けて、プロパイロット2.0を搭載してお買い得な価格で攻めるくらいのことはしてほしい所。
今後最新情報が入れば、この記事にて更新致します。
コメント
臨時株主総会で質問した株主です!
記事を掲載して頂き、ありがとうございます!
2019年の中国でフルモデルチェンジされた日産シルフィですが、グローバルの兄弟車でもある、翌年2000年のアメリカでは、日産セントラがフルモデルチェンジ。日本仕様のエレガントグリルに変更される、日産シルフィです。次々にイギリス、香港、台湾では、シルフィを皮切りに、メキシコ、ブラジルでは、セントラ、オーストラリアでは、パルサーをフルモデルチェンジ。次々に日産シルフィの兄弟車達のグローバルカーとして活躍。