トヨタの5ナンバーセダンのプレミオのモデルチェンジの可能性について今回ピックアップし。
カローラよりも上質でどこかクラウンを彷彿させるスタイルが特徴のプレミオですが、廃止か、モデルチェンジか2021年の動向に注目が集まっています。
そんなプレミオの情報と予想できる今後の展開を見ていきましょう。
プレミオ 2021年生産終了で廃止
プレミオとアリオンは、2021年を持って生産終了となりました。
廃止が考えられる理由として、
- 2020年5月のトヨタディーラー全店舗全車種扱い移行の影響
- 3ナンバー化した新型カローラセダンで需要がまかなえる
この2点が大きなポイント。
トヨタ全店舗全車種販売にともなって、今後約60車種から半減させる方針となっていることから、需要の少ない車種は廃止、姉妹車が設定されている車種は人気モデルに統合されていく見通しです。
今後プレミオに関しては、アリオンと統合して一本化するのか、廃止するのかという状況に立たされています。
そこで予想できる今後のシナリオは次の3通りです。
予想シナリオ① プレミオ後継としてカローラセダンに上級モデルを設定
プレミオ後継車種として3ナンバー化された新型カローラセダンに上級グレードが用意され、その上級グレードがプレミオユーザーの受け入れになるというシナリオ。
実は、新型カローラセダンには現在日本では発売されていないプレステージモデルというモデルが存在します。
そのプレステージモデルの画像がこちらです。
Stylish. Spacious. Comfortable.
The all-new Toyota #Corolla Saloon. pic.twitter.com/9L7U4jpncF
— ToyotaUK (@ToyotaUK) November 19, 2018
プレステージモデルは、上質感のあるデザインを採用してエレガントな雰囲気となっている所が特徴。
カムリが発売1年後に別デザインのWSグレードを「カムリスポーツ」として日本導入した時のように、カローラも販売一年後にこのプレステージモデルを新グレードとして日本発売する可能性も予想できます。
プレステージモデルは、エレガントな雰囲気なだけにプレミオのユーザー層にもアピールしやすく、これをプレミオ後継モデルとすることでプレミオ、アリオン廃止に落ち着くというシナリオです。
予想シナリオ② プレミオはアリオンと統合してフルモデルチェンジ
プレミオは、2019年に入っても1,000台以上を販売する月もある程、根強い人気のある車種。
それゆえ、プレミオは廃止せず、アリオンと統合して新型モデルがデビューするというシナリオです。
新型モデルの名称は販売台数の多いプレミオに統一。
このシナリオを想定した場合、新型プレミオのベースと予想できるのが先程紹介したカローラセダンのプレステージモデル。
プレステージモデルをベースに、フロントフェイスをクラウン風に変えるなど内外装にプレミオらしさを表現するデザインへ改良して新型プレミオに仕上げて発売するというシナリオ。
予想シナリオ③ プレミオ後継モデルを設定せず廃止
3ナンバー化した新型カローラセダンでプレミオ、アリオンの役割を担えると判断され、プレミオとアリオンには後継モデルが用意されず完全に廃止されるというシナリオ。
この場合、カローラのプレステージモデル日本導入もなく、現在のカローラセダンにメッキ加飾等を施した上質な雰囲気の特別仕様車を出すことで、プレミオユーザーへの乗り換えをアピールすると程度に落ち着くと予想。
以上が、プレミオについて今後予想できる3つのシナリオになります。
2019年12月の一部改良で廃止は不透明
2019年12月にプレミオは一部改良で廉価グレードへのトヨタセーフティセンスの標準装備化と燃費性能表記をWLTCモードへ対応させました。
これを、最後の販売に向けた取り組みと見るか、今後も販売継続の兆しとして見るか意見の分かれ所。
マークXに加えて、プレミオと同程度の販売を誇るエスティマが2019年に廃止されたことを考えると、プレミオも同じタイミングで廃止されても良かったはず。
それが、一部改良で2020年のディーラー全店舗全車種扱いへ移行後も販売継続という状況を考えると、今後もプレミオの販売継続は期待できるかもしれません。
新しい情報が入れば、この記事にて更新致します。