トヨタのハイブリッドの代名詞とも言えるプリウスの次期モデルへのフルモデルチェンジのシナリオを想定してみました。
ハイブリッドカーが普及したことから、プリウスはその役目を終えたと見られることも少なくありません。
そんなプリウスが今後どのように変わっていくのか予想内容を見ていきましょう。
次期プリウスのフルモデルチェンジ予想内容一覧
プリウス フルモデルチェンジの時期は2022年と予想
歴代プリウスは発売7年目にフルモデルチェンジを行っていることから、4代目となる現行プリウスも発売7年目となる2021年に全面改良されると予想できます。
しかしながら、2020年7月に第2世代トヨタセーフティセンスを搭載させる等、少し大きめの一部改良があったことを考えると、そこから1年で現行型が終了するとは思い難いため、2021年ではなく2022年と予想。
次期プリウスはPHVに統一もしくはEV化と予想
ハイブリッド仕様が大半のモデルに設定される現在、もはやハイブリッドの先駆けというこれまでのプリウスの役目は終えたと思われます。
そこで、筆者が今後予想するのは、プリウスPHVへの一本化。
2021年という時期を考えれば、現在よりもコストを低くPHEVモデルを開発できると思われるため、PHVに一本化した次期プリウスは現行型プリウス並みの価格におさえられると予想できます。
また、CAFE(企業平均燃費)規制など、2030年までに世界の環境規制が厳しくなることから、ハイブリッドだけでは足りず、今後PHVとEVの普及が必須となります。
それゆえ、プリウスをPHVに統一して普及価格帯で販売すれば、環境規制対策にもつながるというメリットもあるため、プリウスのPHVモデルとの統合の可能性は十分あり得えます。
ハイブリッド専用となる現在のプリウスのポジションには、次期アクアがカバーすると予想。
さらに、次期プリウスにはEV化を想定させるモデルが存在します。
新型プリウスでEV化の可能性
トヨタが現在EVとして力を入れているコンセプトが、2017International CESに出展された「TOYOTA Concept-愛i」。
そしてそれをより具現化したのが「LQ」コンセプトです。
どう見ても、このデザインから未来のプリウスを彷彿させられます。
ハイブリッド専用としてプリウスが用意されたように、FCVの市販モデルにはMIRAIが存在しますが、EVにはまだ専用の市販モデルが存在していません。
そこで、筆者としては、プリウスはハイブリッドの次にEVの先駆けモデルになる可能性を予想しています。
それゆえ、EVのLQコンセプトの市販モデルは次期プリウスとなる可能性を予想しているのです。
ちなみにこのLQは、2020年2月に公道でテスト走行されている様子が多数目撃されており、市販化の噂も出てきています。
新型プリウス 自動運転技術も目玉の一つと予想
さらに、そのLQコンセプトは、人工知能や自動運転技術の搭載もテーマとなっています。
トヨタの自動運転技術として、2020年にレクサスLSに自動運転レベル3相当の技術「Highway Teammate(ハイウェイチームメイト)」を採用されると見られています。
2022年発売を予想する新型プリウスには、この技術を活用した新世代トヨタセーフティセンスを搭載すると予想。
プリウス フルモデルチェンジ後はEVと自動運転技術を軸にすると予想
そもそもプリウスという名称の由来はラテン語で「~に先駆けて」という意味を持つとして名づけられました。
それゆえ次の5代目プリウスでは、これまでのハイブリッドに変わってEVと自動運転技術の先駆けを目指すモデルになると予想します。
新型プリウスは、普及価格帯のモデルにはPHVを標準採用し、上級グレードとしてプリウスEVをラインナップ。
そして自動運転技術を目玉として登場するというシナリオになると予想。
以上が次期プリウスの予想内容となります。
新しい情報が入れば、この記事にて更新致します。